仮渡金と内払金の内容と役割

すべての自動車が加入している自賠責保険では、本請求と呼ばれる正式な保険金の支払い請求のほかにも、交通事故の被害者を確実に救済するためのしくみがいくつか設けられています。仮渡金は、加害者が損害賠償金を支払わなかったり、正式に損害賠償金の支払いを受ける前に、当座の治療費や手術代が必要となった場合などに使える制度です。基本的に被害者から保険会社に請求するもので、加害者からは認められません。死亡の場合であれば290万円、ケガの場合は入院した日数や症状などによって異なるために一概にはいえませんが、治療日数30日以上で入院14日以上であれば、最高額の40万円までが認められています。請求した後ですぐに支払いが行われるため、さまざまな書類を揃えてからの手続きとなる本請求よりもかなり便利な制度といえます。ただし、本請求の際には、すでに受け取った分の金額は差し引かれます。また、内払金というのは、ケガの治療が長引いて全体としての損害賠償の金額が確定していない段階であっても、病院から治療費の請求を受けるなどの出来事があったつど、保険会社に対して請求が行えるという制度です。この制度はすでに廃止されていますが、実際にはかつての内払金と同様のことを、本請求として行うことができるようになっています。

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